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ムーン ウェーブ プロジェクト

冬の土用

   

2016年 1月21日。今日は24節気の大寒です。

太陽黄経が300度を通過する瞬間です。0時27分。

24節気は太陽の運行を基に作られています。

太陽暦が基準なので現在私達が使っている

カレンダーと照らしあわせても、ほぼズレがありません。

今日も日本列島は大寒の言葉通り、かなり冷え込んでいます。

1月18日から冬の土用に入っていますが、

冬の土用明けが、2月3日の節分で、2月4日が立春です。

土用は、立春、立夏、立秋、立冬の前日まで

18日間続き、土用が開けると次の季節が始まります。

春夏秋冬の4回土用と節分があります。

太陽の運行によって季節の節目を表していました。

江戸時代までは土用の期間に土を掘ったり、動かすことを

忌むとされていました。土はいじるなという時期です。

理由は、土公神(どこうしん)と呼ばれる

土を司る神様が土用の期間は土の中に潜っているので

土公神様を犯すことは許されませんでした、

土公神様は基本的には、かまどを司る神様で

かまど神さま、とも呼ばれていました、

かまどは台所であり、江戸時代は、かまどは聖域でした。

江戸時代は土の文化でもあったので、様々なものは

土から出来ていました。かまども、土間も、土壁も

すべて土を原料とした物でした。

食べる物も土から生まれるので、江戸時代は

とにかく土を尊いものと捉えていました。

季節の節目土用の期間は土公神様が土の中にいるので

土をイジれない時期です、これは逆にいうと

季節の変わり目、次の季節に向けての調整期間なので

ゆっくり身体を休めなさいということです。

いまでいう、冬休みのようなもので、

土用の期間は休むべー、ということです。

日本はほんの150年まで縄文からのスピリットを

引き継ぐすばらしい国でした。

土用の時期にもし毒(農薬)などまいたら

土公神様の逆鱗に触れてしまうので、やめて下さい。

土公神様はメッチャ怖い神様らしいので

よろしくお願いします。

「月の遠近カレンダー2016」

おかげさまで多くの方の手にお渡しすることが

出来ました、ありがとうございます。

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