2021年3月3日 上巳(じょうしの節句)
2021/03/05
- 2021年3月3日、今日は五節句の一つ 上巳(じょうしの節句)になります。 一般的には 桃の節句・雛祭で女の子の日です。
五節句は、人日(じんじつ)上巳(じょうし)端午(たんご)
七夕(しちせき)重陽(ちょうよう)の5つです。
いずれも季節の節目をあらわすもので 江戸時代の祝日でした。
桃の花が咲き、桜が舞う、きらびやかな、春の訪れを
桃色と桜色、華やかな色彩を春の花になぞらえて
古くから女の子のお祝いの行儀のタイミングとされてきました。
現在、使用しているカレンダー(太陽暦)においては、江戸時代まで
使用していた、太陰太陽暦とは季節感にズレが生じます。
2021年の3月3日は季節的にはまだ梅の花の季節なので
桃の節句にはまだ少々早い時期です。
新暦の3月と旧暦の3月(弥生)のカレンダーの画像を添付しておりますので御覧ください。
桃の花が見頃の時期は 3月下旬から4月上旬にかけてがもっとも美しい桃の花に出会える時期ですので、旧暦の本来の、桃の節句は、現代のカレンダーに当てはめると、4月12日の新月のから
3日目(三日月)4月14日が本来の、桃の節句となるので、ひと月半ほどズレがあります。
季節の祝い事もやはり本来の季節感にあった時期に行うことが
自然の理にかなっていると思います。
ですが、ひな祭り、雛人形を祭る文化が現代の日本にまだ
息づいて、共有できていることは素晴らしいことです。
1000年以上、歴史のある雛人形は、日本独自の大切な文化遺産ともいえます。「源氏物語」や「枕草子」などにも雛人形の記述があるので日本の歴史の深さを感じます。
草木が芽吹く季節に向かっていきます。本格的な春が来ます。
3月20日は春分点 春分の日です。