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平成最後の節分

      2019/02/04

 

明日2月3日は、冬と春の季節を分ける、冬の節分です。
現在、節分というと2月3日が一般的ですが、節分は
各季節の節目で年に4回あります。

立春、立夏、立秋、立冬の前日が各季節の節分となります
これを四立(しりゅう)といいます。この四立の前日まで
各季節の土用の期間が約18日間あります。

土用は丑の日のうなぎを食べる夏の土用が一般的ですが
夏の土用が明ける日が夏と秋を分ける夏の節分で、翌日が
立秋となり暦の上での空きが始まります。

今回の土用は冬の土用となります。明日の節分が土用明け
となり、2月4日の立春から暦の上での春が始まります。

2月3日の節分は炒った大豆を多くの人が「鬼は外、
福は内」と叫び(唱えながら)、蒔く行事が全国的に
行われているということは日本はやはり言霊の国で
あると言えます。

春の節分に何故「鬼は外、福は内」と
叫びながら炒った大豆を蒔くのか、少し考察していきます

「鬼」という字は、「おに」 とも発音しますが
「き」とも発音します、「き」は気でもあり、木でもあります
漢字は同じ発音の言葉を文字の形によって、
様々な解釈にできるようになっているので、
同じ「き」でも気候 、気持ち、 気分、気性、天気など様々な
漢字がありますが、鬼の「き」は邪気の気になります。
邪鬼 じゃき です。

豆まきの風習の起源となった言葉として魔滅(まめ)という大豆の表し方があります。

大豆には、病気や災いなどの「魔」を滅ぼす力があると考えられていました

なので炒った大豆で、邪気を射る(いる) ということになります。
射るとは、弓などを撃つ時の言葉で、射撃などはこの漢字を使います。

外にある敵または、的を打ち消す言葉です。
なので、2月3日に全国的に行われている、種まきの儀式

炒った大豆で邪気を払って、福を内に呼び留める
イヤサカエの儀式の名残だと思われます。
これを現代でも行っている日本の文化に
リスペクトです。

本来の節分の大豆を蒔く行為も意味がわかると
更にご利益があると思われます。

平成最後の節分でこれまでの邪気の部分を払いましょう。

今年は5月から平成の次の元号が始まるので
平成最後のというキーワードが増えていくと思われますが

平成は【内(うち)平(たいら)かに外(そと)成(な)る】と訓読みされまして、家の中は穏やかで、世間も平和で安定しているという意味の四字熟語です。
さらに国内が平和で、他国との関係もうまくいっているという願いが込められた、地平天成 ちへいてんせい から
平成となりました。

平成の30年間、日本国内においては大きな戦争もなく
時代も大きく発展したと思いますが、
阪神大震災、東日本大震災と、様々な天地を揺るがす災害が多かったのも事実でした。
ある意味、この混沌の転換の時代を意味するものが
平成だったのかもしれません。

次の新元号には、どのような願いが込められ
どのような時代を作っていくのでしょうか、

                           今年は5月より新しい日本の時代が始まります。🇯🇵

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