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ムーン ウェーブ プロジェクト

下弦の半月と二十三夜

   

2017年 9月13日、今日は下弦の半月です。
満月から新月に向かう中間の半月です。
今日の月の出は22時54分に東の空から登り、
下弦の半月が南中する時間は午前5時頃
天空の頂上に下弦の半月が登る時間です。
早朝、天気が良ければ美しい下弦の半月が観測出来ます。
そして正午12時30分頃に西の空に沈んでいきます。
下弦の月は、真夜中に登るので、真夜中の月
ミッドナイトムーンとも呼ばれています。
明日14日が下弦の半月が最も近づく近地点なので
今日の下弦の半月は2017年では最近地点の
下弦の半月になります。地球に最も近づく下弦の半月です。
最近地点の満月をスーパームーンというのなら
最近地点の下弦の半月はスーパーミッドナイトムーンと
いうことになります。
日本は江戸時代まで太陰太陽暦を使用していました。
月の始まりは必ず新月で、一日を朔(ついたち)といいます、
朔は月が発つということで、月発ち が朔(ついたち)です。
三日月は3日目の月の状態で
十五夜は15日目でほぼ満月の状態の時です。
新月の前の日を晦日、三十日(みそか)
12月師走の最後の月を大晦日と呼びました。
太陰太陽暦は月の状態と日付が一致していたので、
23夜目の月は下弦の月の頃でした。
月を基準に暮らしてきた、我々日本人の先祖は
民間信仰として地域の人々が特定の月齢の夜に集まり、
月を待つ、月待ち行事と言うものが各地にありました。
13夜講、16夜講、19夜講、23夜講など
様々な月待ちの行事がありました。
その中でも23夜、すなわち下弦の月の月待ち行事が
特に普及しました、いまでも、二三夜塔という石碑が
各地域に残っています。
そして、月待ち行事の主役は女性で、
男性は一切参加出来なかったようです。
真夜中の0時に女性だけが集まり、朝まで村や地域の
発展を願ったということです。
女性だけで真夜中に集まって、朝まで語り合う
今でいう女子会のような物であったと思われます。
今日、9月13日の下弦の月は、太陰太陽暦では
文月(7月)の二十三夜です。

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