上弦の月と重陽
２０１６年 ９月９日。今日は上弦の半月です。
今日の月の出は正午１２時４分なので、太陽が一番高い位置に
ある時、東のそらから登ってきます、太陽の光で
日中は見えませんが、太陽が没む頃、上弦の月は天空の頂上に
輝き始めます。今日は特に美しい上弦の月が秋の夜空に
輝くと思います。今日の、ジャスト上弦の半月は２０：４９です。
日本時間の一番よい、夜の時間がジャスト上弦の時間です。
太陽と月と地球の位置が、直角になる瞬間です。
そして今日は、夏から秋に変わる季節の節目を表わす
重陽（ちょうよう）の節句です。
２４節気も含めて、節句も古来中国の陰陽五行説に由来します。
陰と陽を数字に表すと、陰が偶数、陽が奇数になります。
偶数は割り切れるので、無くなる。
奇数は割り切れないので中心が残るということです。
各季節の節目を節句と呼びますが、５つの節句があります、
１月７日＝「人日（じんじつ）の節句」
３月３日＝「上巳（じょうし）の節句」
５月５日＝「端午（たんご）の節句」
７月７日＝「七夕（しちせき）の節句」
９月９日＝「重陽（ちょうよう）の節句」
今日９月９日は今年最後の、節句となります。
１から9までの数字では9が最大の奇数である陽なので
9月9日は最大の陽が重なるので、重陽とされてます。
3月3日のひな祭り、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕
などの節句はメジャーですが、9月9日の、菊の節句を祝う人は
少数だと思われます。
8月22日の最近地点から9月7日の最遠地点までの
月の遠近ウェーブの期間は個人的な主観としては、かなりキツイ
ウェーブでした特に新月9月1日の前後2日は夏の疲れもあって
完全に夏バテ状態の中にありましたが、9月7日の最遠地点を
超えてから、徐々に回復傾向になっています。
今日の9月9日の上弦の半月を超えると、月の遠近ウェーブは
満月に向かいながら、近づく月。
月の満ち欠けの盛り上がりと、近地点に向かう盛り上がりが
重なるので、まさに、重陽の月となります。
