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ムーン ウェーブ プロジェクト

太陰暦とは

   

日本は江戸時代まで太陰暦を使用していました。

月の始まりは必ず新月で、一日を朔(ついたち)といいます、朔は月が発つということで、月発ち ということです、、遡るという漢字に朔という字が入っていますが、遡るというのは新月から数えて何日かということで使われていました。三日月は3日の月の状態で十五夜は15日目でほぼ満月の状態の時です。

新月の前の日を晦日(みそか)と呼びました。

例えば関ヶ原の戦いは慶長5年9月15日に起こりました。
この日はほぼ満月です。信長が襲撃された本能寺の変は天正10年6月2日でほぼ新月の時です。さらに坂本龍馬の生まれた日は天保6年11月15日で暗殺されたのが慶応3年11月15日。竜馬は満月に生まれ、満月に死にました。

竜馬は誕生日が命日なんですね。

太陰暦は月の状態と日付が一致していたので、1日に生まれた人は新月に生まれてるし、15日に生まれた人は満月の状態の時に生まれたということがわかります。

明治5年に現在のグレゴリオ暦に改定された訳ですが。当時の人達の混乱が想像できます。今月10月を見ても新月が13日になっています、旧暦であれば十三夜という状態でほぼ満月です

ブルームーンという現象があります、これは一ヶ月に2度満月が来るというものですが、旧暦ではそんなことは絶対起きません。

月の遠近カレンダーは円グラフの外側の赤い丸これが太陽ですが中心の地球と太陽の直線上の地球の内側に月が来た時が新月です。

地球の外側に月が来た時が満月です。

月の遠近カレンダーはグレゴリオ暦とのズレがひと目でわかる様になっています。

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